『完全自殺マニュアル』

完全自殺マニュアル

完全自殺マニュアル

今日買った。前も持ってたんだけど、友達に貸して返ってこなかった。
その友達とは今音信不通だ。生きてるんだろうか・・・。
また読みたくなって買った。いま「飛び降り」のところあたりまで。
死刑とか自殺とか殺人とか、死に関する本て割と好んで読むんですけど
別に死にたいわけではないです。
ただそういうノンフィクションが読み物として面白く、
この本もマニュアルとしてでなく読み物として読んでます。
この本を読む人の多くががそうであるように。というかそうであってほしい。


読み物として面白いとは思うんだけど、
どうもこの作者の姿勢みたいのが共感できない。
この世は所詮こんなもんなんだから、死んだっていいじゃん? みたいな。
誰かがそういう考えでいたとしても別に構わんけど、
私自身は大人になるにつれてそういう考え方はできなくなってきたみたい。


十代の頃とかは、わりとそんな風に考えたりもしてたような気がするんだけれど。
そういえば小学生の頃、大人になるのがいやでいやで、
大人になる前に死にたいと思ってたのを思い出す。
でもそんなことを思っていたことすらいつのまにか忘れ、
いま私は年齢だけは立派に大人になりました。
死にたいと思うこともあったりするけど生きてます。
大人になる前に死んだりしなくて良かった、生きてて良かったとは思う。
いいことばかりではないけれど。